カテゴリー / クラファンの基本

クラウドファンディングの期間はどう決める?プラットフォーム別の上限・下限と決め方

この記事の目次

クラウドファンディングの「期間」とは何を指すか?

本記事で扱う「期間」は、プロジェクトページが公開されてから終了するまでの日数、つまり募集期間(掲載期間)のことです。

クラファンの実務では「期間」という言葉がいくつかの異なる時間軸を指して使われるため、混同しやすいところです。企画を立ててから公開準備を整え、公開後の精算まで進む全体の流れを知りたい場合は、企画から精算までのスケジュールを整理した記事の方が目的に合います。審査にどのくらい日数がかかるかは審査期間の記事、公開直後の初速が重要とされる期間については初速に関する記事、支援者にリターン(返礼品)を届ける期限はリターン提供期限の記事でそれぞれ扱っています。本記事はこのうち「募集期間を何日に設定するか」という1点だけに絞って解説します。

主要プラットフォームの募集期間は、何日〜何日に設定できるのか?

制度上の上限・下限はプラットフォームごとに異なり、CAMPFIREは方式によって59日または79日、Makuakeは最大150日まで設定できます。READYFORとGREEN FUNDINGについては、本記事執筆時点で一次情報を確認しきれなかった部分があるため、確定値としては扱いません。

比較の軸は「どのプラットフォームか」「募集方式(All-or-NothingかAll-Inか)」「設定できる日数の範囲」の3つです。以下は公式情報から確認できた範囲を整理したものです。

プラットフォーム 方式 募集期間の範囲 出典 確認時点
CAMPFIRE(キャンプファイヤー) All-or-Nothing 1日〜59日間 community.camp-fire.jp/guide/27(CAMPFIRE公式コミュニティサイト) 2026年9月
CAMPFIRE(キャンプファイヤー) All In 1日〜79日間 同上 2026年9月
Makuake(マクアケ) All-or-Nothing 最大89日間 Makuake公式ヘルプ 2026年9月9日
Makuake(マクアケ) All-in 最大150日間 同上 2026年9月9日

Makuakeの89日と150日は、募集方式による上限の違いです。ページの保存期間と募集期間の違いではありません。READYFOR・GREEN FUNDINGで実施する場合は、申込時に選べる募集方式と期間を担当者に確認してください。

自分が検討しているプラットフォームの操作画面や申込みの流れそのものを先に知りたい方は、CAMPFIREの始め方Makuakeの始め方も参考にしてください。

平均・推奨期間はどのくらいで、自分の期間はどう決めればいいか?

Makuakeの公式ヘルプでは2〜3か月程度を推奨していますが、実施期間は担当キュレーターと相談して決めると案内されています。推奨期間と規約上の上限は分けて考え、告知計画や製造日程に合わせて候補日を選びます。

前節の表で示した上限・下限の範囲内で、次の4つの観点から自分の期間を仮決めしてください。

  • 事前集客にどれだけ時間をかけられるか(SNSでの告知やメルマガ準備など)
  • リターンの製造・発送にかかるリードタイム
  • 目標金額の規模に対して、支援を呼びかけられる期間として十分か
  • 活動報告や告知を継続して発信し続けられる体力があるか

目標金額そのものの決め方は別の論点になるため、逆算の考え方は目標金額の決め方の記事、公開前の集客計画は事前集客の記事にまとめています。期間だけを単独で決めるのではなく、この2つと合わせて設計すると精度が上がります。

All-or-NothingとAll-Inで、設定できる期間の上限が違うのはなぜか?

CAMPFIREとMakuakeはいずれも、All-or-Nothing方式の上限をAll-in方式より短く設定しています。上限の違いを説明する公式な理由は今回の参照先では確認していないため、返金リスクなどを理由として推測しません。

そもそもAll-InとAll-or-Nothingのどちらを選ぶべきかは、期間の上限差だけで決めるものではなく、目標金額の達成見込みやリスク許容度など、より広い判断が必要です。この選び方自体はAll-InとAll-or-Nothingの違いを整理した記事で詳しく解説しています。方式選定から検討したい場合は、先にそちらに目を通しておくと判断しやすくなります。

募集終了日・終了時刻に制約はあるか?

Makuakeでは、月末最終日を終了日に設定できず、終了時刻は一律22:00に固定されています(lp-mk-2.makuake.com/help/306、2026年9月確認)。この制約を知らずに日程を組むと、想定していた終了日がそのまま使えないことがあります。

CAMPFIRE・READYFOR・GREEN FUNDINGについては、終了日・終了時刻に関するこうした制約の有無を、本記事執筆時点の公式ヘルプ内で確認できていません。存在しないと断定することもできないため、実際に申込みを進める前には、利用予定のプラットフォームのヘルプページで終了日・終了時刻の設定条件を直接確認しておくと安心です。

一次情報と確認範囲

2026年9月9日に、本文の料金・制度・運用条件を次の一次資料と照合しました。手順の提案や仮の試算は公式実績ではありません。個別案件の適否・税務判断や、専門家監修・第三者による全文検証を示すものではありません。

まとめ:自分のプロジェクトの募集期間を決めるには

ここまでの制度上の上限・下限と、Makuakeの推奨日数を踏まえたうえで、目標金額の規模、事前集客にかけられる時間、リターン製作のリードタイムの3つに自分の状況を当てはめると、募集期間の仮決めがしやすくなります。

以下は、期間を仮決めする際にそのまま使える確認リストです。

  • 利用予定のプラットフォームの上限・下限日数を公式ヘルプで確認した
  • 目標金額に対して、支援を呼びかけられる十分な日数を確保できている
  • リターンの製造・発送リードタイムを期間の後ろに圧迫していないか確認した
  • 事前集客(SNS・メルマガなど)に充てる期間を募集開始前に別途確保した
  • 募集期間中、活動報告を継続して発信できるペースを想定した

期間の設計は単独で決まるものではなく、目標金額の逆算や事前集客の計画と噛み合わせて初めて実務的な意味を持ちます。外部の支援を検討する場合は、NO WAVEが支援できる工程を確認してください。まず自分で流れをつかんでおきたい場合は、クラウドファンディングの始め方を先にチェックしてみてください。