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寄付型クラウドファンディングの手数料はいくら?実行者負担と支援者負担の違いを一次情報で整理

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寄付型クラウドファンディングを起案しようとすると、必ず出てくるのが「手数料は結局いくらかかるのか」という疑問です。この記事では、寄付型クラウドファンディング(以下、クラファンとも表記します)の手数料について、誰が負担するのかという構造から、主要プラットフォームごとの料率、そして自分のプロジェクトに当てはめた場合の目安まで、公式に確認できた情報とそうでない情報を分けて整理します。

寄付型クラウドファンディングの手数料は誰が負担する?実行者負担と支援者負担の違い

寄付型の手数料には、集まった金額から実行者(起案者)が差し引かれる「実行者負担」と、支援者が決済時に上乗せして支払う「支援者負担」の2つのモデルがあります。まずどちらの方式かを確認しないと、手数料の数字だけを見て手取り額を誤解します。

同じCAMPFIRE(キャンプファイヤー)というプラットフォームの中でも、プランによってこの負担者が変わります。

  • CAMPFIRE 標準プラン: 利用手数料12%+決済手数料5%=17%(税抜)を実行者が負担する方式です。出典: CAMPFIRE掲載時の手数料(確認: 2026年9月)
  • CAMPFIRE for Social Good(寄付型カテゴリ): 実行者負担は0%で、代わりに支援者が利用手数料7%+決済手数料5%を負担する方式です。出典: 同上、およびCAMPFIRE寄付ページ(確認: 2026年9月)

「手数料17%」と聞くと高く感じますが、支援者負担モデルであれば実行者の受け取り額には影響しません。逆に実行者負担モデルでは、目標金額として掲げた金額と実際に手元に残る金額の差が生まれます。寄付型そのものの始め方や登録から公開までの手順は、寄付型クラウドファンディングのやり方ガイドで扱っているので、まず全体の流れを押さえたい場合はそちらが参考になります。

主要プラットフォームの寄付型手数料はいくら?公式確認済みの数値と未確認の情報を分けて整理する

CAMPFIRE・コングラント・For Good・READYFOR・Syncableの料金は、以下の公式ページで確認できます。定率の手数料に加え、支援内容に応じた追加費用や月額固定費があるため、負担者と税の扱いを分けて比較します。

表A: 公式に確認できた数値(一次情報)

プラットフォーム/プラン 手数料 負担者 出典URL 確認年月
CAMPFIRE 標準プラン 利用12%+決済5%=17%(税抜) 実行者負担 help.camp-fire.jp 2026年9月
CAMPFIRE for Social Good(寄付型) 実行者0%(支援者が利用7%+決済5%負担) 支援者負担 同上/camp-fire.jp/donate 2026年9月
READYFOR ベーシック 14%+税 実行者負担 READYFOR公式改定案内 2026年9月9日
For Good いっしょプラン 総支援金額の7%(最低5万円) 実行者負担とみられる(税込/税抜の明記なし) for-good.net/donate 2026年9月
For Good 早期入金オプション 総支援金額の3% 実行者負担とみられる(税込/税抜の明記なし) for-good.net/donate 2026年9月
コングラント フリープラン 決済手数料 8%+税 実行者負担 congrant.com/jp/fee.html 2026年9月
コングラント ライト/スタンダードプラン 決済手数料 3.4%+税(試用期間は8%+税) 実行者負担 同上 2026年9月

表B: 公式料金と契約前に確認する項目

プラットフォーム/プラン 公式の料金表示 確認事項
For Good じぶんプラン 0円 公式ページの基本プラン。有料サポートや早期入金は別料金
READYFOR サポート・コンサルティング 14%+追加手数料+税 現行プランに基づき、追加額と実施内容は問い合わせ
Syncable 通常の寄付 5%+税 公式料金案内。決済手数料込み、入金時の振込手数料は別途
Syncable キャンペーン 11%+税 同上。キャンペーン利用料込みの合計料率

表を見ると分かるとおり、税込・税抜の表記が会社によってばらばらです。額面の%だけで単純比較すると、実際の負担額を取り違えます。READYFORとコングラントの手数料をさらに細かく比較したい場合は、READYFOR手数料ガイドCAMPFIRE手数料ガイドで個別に掘り下げています。

自分のプロジェクトなら手数料はいくらになる?CAMPFIREの実行者負担/支援者負担モデルで試算する

目標金額100万円のプロジェクトを例にすると、CAMPFIRE標準プランなら手取りは概算81.3万円、for Social Goodなら実行者側の手数料は発生せず100万円がそのまま渡ります。この2つの試算に限定するのは、同一サービス内で負担者による違いを比較しやすいためです。

  • 標準プラン(実行者負担17%、税抜): 税込手数料18.7万円を差し引くと、着金は81.3万円になります。実行原価や納税額はこの着金額から別途見積もります。税込/税抜やインボイスの扱いは消費税・インボイスの整理記事で扱っています。
  • for Social Good(支援者負担): 実行者側の手数料が0%のため、目標金額100万円がそのまま実行者に渡ります。一方で支援者は決済時に手数料相当分(利用7%+決済5%)を別途負担する仕組みです。

この試算はCAMPFIREの確認済み数値をもとにした負担モデルの理解用であり、そのまま他社に当てはめることはできません。コングラントは月額固定費とトランザクション費が別建てになっていますし、For GoodやREADYFORはプラン体系そのものが異なります。他社の目安は前章の表Aと表Bを参照してください。

プラン制サービスの固定費・従量費も含めるといくらかかる?コングラントの料金体系で確認する

コングラントはCAMPFIREやFor Goodのような都度手数料型とは異なり、月額固定費、決済手数料、トランザクション費が組み合わさるプラン制です。料率の数字だけを見ると割安に見えても、固定費や振込手数料を含めた総コストで見ないと実際の負担額を見誤ります。

項目 出典URL 確認年月
フリープラン 決済手数料 8%+税 congrant.com/jp/fee.html 2026年9月
ライト/スタンダードプラン 決済手数料 3.4%+税(試用期間は8%+税) 同上 2026年9月
ライトプラン月額 4,000円+税/月 同上 2026年9月
スタンダードプラン月額 8,000円+税/月 同上 2026年9月
トランザクション費 5円/決済+税 同上 2026年9月
振込(入金)手数料 所定額+事務手数料400円+税 同上 2026年9月
特定決済利用料(PayPay・Amazon Pay) 1%+税 同上 2026年9月

CAMPFIRE・For Good・READYFORなど都度手数料型のサービスについては、月額固定費やトランザクション費に相当する項目を公式ページ上で確認できませんでした。料率だけの比較にとどめず、契約前に固定費・従量費の有無を個別に確認することをおすすめします。複数プラットフォームを使い分ける場合の総支出の考え方は、代行費用も含めた総支出シミュレーションで扱っています。

寄付金控除などの税制優遇は手数料の話と関係する?

結論としては、寄付金控除を受けられるのは支援者(寄付者)であり、実行者が支払う手数料とは別の論点です。支援者が控除を受けられるかどうかは、支援金の受け入れ団体が認定NPO法人等の要件を満たしているかによって決まります。両者を混同すると、税務上の扱いを誤って理解するおそれがあります。

寄付型クラウドファンディングでは、支援金の性質によって贈与税や一時所得の扱いが変わる場合があり、また消費税・インボイスの扱いも登録状況によって異なります。これらは個別の事案によって結論が変わるため、最終的な判断は税理士など専門家への確認が必要です。

手数料を比較した後、何を決めればいい?

手数料を比較するときは、①実行者負担か支援者負担か、②都度課金かプラン制の固定費込みか、③公式確認済みの数値か未確認情報かという3つの軸で自分のプロジェクトに当てはめることが大切です。この3軸を意識すれば、単純な料率の高低だけで判断せずに済みます。

READYFORの追加サポート費用など、個別の見積もりが必要な項目もあります。各プラットフォームの最新料率は公式の案内で確認してください。外部への委託費も含めて総額を比較する場合は、NO WAVEの料金プランで代行費用と支援内容を確認できます。