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CAMPFIREの手数料はいくら?内訳と実質負担率をまず知りたい
CAMPFIREの標準プランでは、利用手数料12%と決済手数料5%を合わせた17%(税別)が実行者負担の手数料で、消費税を加えた実質負担率は約18.7%になります。
この17%という数字は、利用手数料12%と決済手数料5%を合わせたものです。ただし、17%をあたかも利用手数料だけの数字であるかのように誤解し、そこへ決済手数料5%を重ねて加算し「22%」としてしまう解説を見かけることがあります。公式が示しているのは12%と5%の内訳であり、その合計が17%です。この点を取り違えると受取額の見積もりが大きくずれるため、まず基準として押さえておく必要があります。
消費税分の計算過程は、17%(税別)×1.10=18.7%です。つまり調達額に対して約18.7%相当が手数料として差し引かれると考えておくと、以降の目標金額シミュレーションで数字がぶれません。
なお、ここまでの手数料はすべて起案者(実行者)が負担するもので、支援者側にも別途システム利用料が発生します。支援者から手数料について聞かれたときにどう説明するかは後述します。
代行会社に依頼する場合の費用相場は、CAMPFIREの手数料とは別の論点です。着手金や成功報酬の相場感は代行会社の費用相場を整理した記事で扱っているので、そちらもあわせて確認してみてください。
出典: help.camp-fire.jp「CAMPFIRE掲載時の手数料」(2026年7月確認)。手数料は改定されることがあるため、申込み前に公式ページで最新の料率を確認してください。
All-or-Nothingと All-inで手数料は変わる?
All-or-NothingとAll-inのどちらを選んでも、CAMPFIRE公式ヘルプに手数料率の違いを示す記載はなく、実質的に手数料率は同じと考えられます。
方式による違いが出るのは料率ではなく、手数料が発生するかどうかです。All-or-Nothingで目標金額に未達だった場合や、All-inで支援がまったく集まらなかった場合は、そもそも手数料自体が発生しません(0円)。裏を返せば、CAMPFIREの手数料は成果が出た分にだけかかる成功報酬型の仕組みだということです。
ただし「差はない」という結論は、公式ページに料率差の記載がないことを根拠にしています。将来的に方式ごとの料率が明示される可能性もゼロではないため、断定しすぎず、実際に申込む前には最新のヘルプページで確認しておきましょう。目標未達時に集まった支援金がどう扱われるかについては、複数プラットフォームを横断して整理した未達成時の資金の扱いに関する記事で詳しく触れています。
出典: help.camp-fire.jp「CAMPFIRE掲載時の手数料」(2026年7月確認)。
標準プラン以外は?CAMPFIREグループ内サービス別の手数料比較
CAMPFIREグループには標準プランのほかにmachi-ya、Community、for Entertainment、for Social Goodといった手数料体系の異なるサービスがあります。利用手数料だけでなく決済手数料を合算し、消費税も加えて比較します。
比較する軸は「利用手数料」「決済手数料」「向いているプロジェクトの傾向」の3つです。軸をそろえて並べると次のようになります。
| サービス | 利用手数料 | 決済手数料 | 向いているプロジェクトの例 |
|---|---|---|---|
| 標準プラン | 12% | 5% | 単発の購入型・寄付型プロジェクト全般 |
| machi-ya | 20% | 5% | 地域産品やものづくり系のEC寄りプロジェクト |
| Community | 15% | 決済手数料は別途なし | 継続課金・サブスク型のファンコミュニティ |
| for Entertainment | 0〜12%(実行者が設定) | 0〜5%(実行者が設定) | エンタメ・興行系プロジェクト |
| for Social Good | 実行者負担なし | 実行者負担なし | 非営利・社会課題解決型プロジェクト |
※料率は税別です。machi-yaは利用20%+決済5%の合計25%(税込27.5%)となります。for Social Goodは手数料を支援者がご協力費として負担する仕組みで、起案者負担がないことと、支援者にも負担がないことは別です。
公式表では、ふるさと納税向けサービスは個別契約、Creationは利用・決済手数料ともになしとされています。個別合意やキャンペーンがある場合はその条件が優先されるため、申込み時に適用料金を確認してください。
出典:CAMPFIRE公式「CAMPFIRE掲載時の手数料」(2026年9月9日確認)。
目標金額から実際の手取り額はいくら?シミュレーションで確認する
標準プラン(利用手数料12%+決済手数料5%=17%、税別)を前提にすると、目標金額から手数料と消費税を差し引いた金額が実行者の受取額になります。
前段で紹介したmachi-yaやCommunityなど他プランを利用する場合は、17%という数字をそのプランの料率に置き換えて計算し直してください。
| 目標金額 | 手数料(17%、税別) | 手数料への消費税(10%) | 差引額合計 | 受取額の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 100万円 | 17万円 | 1.7万円 | 18.7万円 | 81.3万円 |
| 300万円 | 51万円 | 5.1万円 | 56.1万円 | 243.9万円 |
| 500万円 | 85万円 | 8.5万円 | 93.5万円 | 406.5万円 |
この表は目標金額から受取額を割り出す方向の計算です。逆に、リターン原価や送料、活動報告にかかる費用などから目標金額そのものをどう決めるかについては、目標金額の決め方を扱った記事で詳しく整理しています。
消費税・インボイス制度は手数料にどう関わる?
CAMPFIREの手数料には消費税が別途加算され、インボイス(適格請求書、取引の消費税額を正確に伝えるための書類)の要否は起案者の事業形態や課税事業者かどうかによって変わるため、個別の判断は税理士など専門家への確認が必要です。
冒頭や手取り額シミュレーションのセクションで示した数字が「税別」となっているのは、この消費税分を別途加算する前提があるためです。経費として計上する際にインボイスが必要かどうかは、法人・個人事業主・免税事業者といった立場によって扱いが異なります。
自分のケースでインボイス対応が必要かどうかを判断するのは、この記事の範囲を超えます。顧問税理士がいる場合は事前に相談し、いない場合でも公開前に一度専門家へ確認しておくと、後から経費処理で困る事態を避けやすくなります。
プロジェクトの取り下げ・キャンセル時の手数料や、振込サイクルはどうなる?
CAMPFIREの公式ヘルプでは、公開後の取り下げは原則できず、やむを得ない事情を伝えてCAMPFIREが承諾した場合に限り対応すると説明されています。キャンセル手数料の公開目安は固定費3万円に、支援数や決済手段に応じた従量費を加えた額です。最終額と税区分は担当者へ確認してください。
通常の振込は、募集終了日に自動で振込申請が行われ、申請月の末締め・翌月末日です。末日が土日祝の場合は前営業日となります。早期振込など別サービスを使う場合は、追加条件や手数料を確認してください。リターンの製造・発送費をいつ支払うかも、この入金予定と合わせて計画します。
出典(2026年9月9日確認):CAMPFIRE公式「公開したプロジェクトの取り下げ(キャンセル)はできますか?」、「支援金が振り込まれるのはいつになりますか?」。
支援者が負担する手数料は?起案者として説明できるようにする
支援者が負担するシステム利用料は、1支援の金額が1万円未満なら228円+消費税22円(計250円)、1万円以上なら支援額の2.27%+消費税です(2026年9月9日確認)。Communityやふるさと納税など対象外のサービスもあるため、決済画面で適用条件を確認してください。
この手数料は起案者の受取額とは別枠で、支援者の決済時に上乗せされる形で発生します。支援者から問い合わせを受けることもあるため、想定問答を2つ挙げておきます。
Q. なぜ支援額のほかに手数料がかかるのか、支援者から聞かれた場合は? A. クレジットカードなどの決済処理やプラットフォームの運営維持にかかる費用として、CAMPFIRE側が支援者に別途システム利用料を設定している旨を伝えられます。起案者側の利用手数料とは別の仕組みであることも合わせて説明すると誤解が減ります。
Q. リターン(返礼品)の価格設定にこの手数料を含めるべきか? A. 支援者負担のシステム利用料は決済時に自動で加算されるため、起案者側でリターンの価格に上乗せする必要はありません。起案者が価格設計で意識すべきは、自分に課される17%(標準プランの場合、税別)の手数料の方です。
出典:CAMPFIRE公式「システム利用料(支援者様ご負担の手数料)について」(2026年9月9日確認)。
他社(Makuakeなど)と比べてCAMPFIREの手数料は高い?安い?
他社と比較する際は税込条件を揃えます。代行費用とプラットフォーム手数料の比較記事では、Makuake・GREEN FUNDINGも公式資料を確認したうえで税込額を比較しています。
その代わり、比較する際に見るべき軸を整理しておきます。
| 比較軸 | 確認するポイント |
|---|---|
| 利用手数料の料率 | 標準プランかどうか、プラン内で幅があるかどうか |
| 決済手数料の有無・料率 | 利用手数料に含まれているか、別立てか |
| 支援者負担の有無 | 支援者側にもシステム利用料が発生するか |
| 方式による差の有無 | All-or-Nothing/All-inのような方式で料率が変わるか |
| プラン・サービスの幅 | 自分のプロジェクトの性質に合うプランが用意されているか |
この5つの軸をそろえたうえで各プラットフォームの公式ページを見比べると、単純な数字の大小だけでなく、自分のプロジェクトにどちらが合うかを判断しやすくなります。クラウドファンディング(クラファン)は媒体ごとに得意な案件の傾向が異なるため、手数料だけで決めず、掲載条件や決済方法も含めて確認してから判断しましょう。
手数料を確認したあと、代行費まで含めて判断する
CAMPFIREへ支払う手数料と、ページ制作・集客支援を外部へ依頼する費用は別です。NO WAVEのベーシックは固定10万円+支援総額の10%、プレミアムは固定20万円で、いずれも税別です。ベーシックは原則All-in型で、10%は実際の支援総額を基準に計算します。広告費、リターン原価、送料も別に見積もります。
見積りでは、支援総額から「CAMPFIRE手数料」「代行費」「原価・送料」「広告費」を順に差し引き、必要な手残りを満たすか確認してください。最新のCAMPFIRE料率は、申込み直前にも公式ヘルプで再確認します。
まとめ
CAMPFIREの標準プランの手数料は利用12%+決済5%=17%(税別)、税込で18.7%が基準です。グループ内でも合計料率は異なるため、利用・決済・消費税を揃えて比較してください。キャンセル料の公開目安や通常振込日も確認し、個別の費用は申込み前に担当者と詰めておきましょう。
自分で手数料を計算し、他プラットフォームとも比較したうえで代行を検討する場合は、NO WAVEの料金プランで、代行費用と含まれる支援内容を確認できます。未達成時の資金の扱いについてさらに詳しく知りたい場合は、クラウドファンディングが失敗した場合の記事もあわせて参考にしてください。
この工程を外部に任せたい方へ
自分で進める部分と依頼する部分を分けたい場合は、業務範囲と見積もり前の確認点も参考にしてください。
CAMPFIREで代行を依頼する前の確認点 →