この記事の目次
READYFOR(レディーフォー)での起案を具体的に検討していて、「相談」という次の一歩に進むかどうか迷っている方に向けた記事です。何が聞けるのか、費用はかからないのか、どのプランを選べばいいのか、相談前に何を準備しておくべきかを順番に整理します。
READYFORの「相談」で、実際に何を聞けるのか?
READYFOR公式の相談窓口は、これから起案を始めたい人が企画内容や目標金額の妥当性、プランの選び方について問い合わせられる入口です。
具体的には、実施したい活動の概要を伝えたうえで、それがクラウドファンディング(クラファン)という手段に合っているか、目標金額の設定に無理がないか、掲載までにどのくらいの準備が必要かといった点について案内を受けられます。一方で、審査の詳細な基準や日数まで踏み込んだ回答が保証されているわけではありません。審査の仕組みそのものを先に把握しておきたい場合は、審査基準・期間の解説を先に読んでおくと、相談の場で聞くべきことが絞りやすくなります。
相談の前段階として、そもそも起案までに何を決めておく必要があるのかは、起案の進め方をまとめた記事で確認できます。全体像をつかんでから臨むと、相談の場での話がスムーズになります。
相談は本当に無料?お金がかかるのはいつからか
結論から言うと、相談自体に費用はかかりません。手数料が発生するのは、プロジェクトが目標金額に到達し、資金が入金される「成功時」のみです。
READYFORのベーシックプランの手数料は、運営手数料9%と決済手数料5%を合わせた合計14%(税抜)で、これは成功時にのみ課金される仕組みです(出典: https://cf.readyfor.jp/proposals、2026年8月確認)。相談を申し込んだだけで請求が発生することも、掲載準備を進める段階で費用が発生することもありません。
なお、READYFORは過去に手数料体系を改定した経緯があります。外部サイトに古い料率(17%など)が残っているケースもあるため、申込み直前には必ず公式ページで最新の数値を確認してください。手数料の内訳をどう比較し、実質の手取り額をどう見積もるかは判断軸が別なので、手数料の仕組みを整理した記事を参考にしてください。計算の考え方を具体的に取り上げています。手数料の会計処理(消費税の扱いや経費計上のタイミングなど)については個別の事情によって異なるため、一般的な考え方の整理にとどめ、詳しくは会計処理の解説や税理士への確認をおすすめします。
ベーシック・サポート・コンサルティング、相談でどう選べばいいか
READYFORにはベーシック・サポート・コンサルティングの3種類のプランがあり、どれを選ぶかは「企画から広報まで自分でどこまで手を動かせるか」で判断するのが分かりやすい軸です。
3つのプランの違いを、対応範囲という同じ軸で並べると次のようになります。
| プラン | 自分で対応する範囲 | READYFORからのサポート | 手数料の目安 |
|---|---|---|---|
| ベーシック | 企画立案から広報・支援者対応まで基本的に自分で行う | 掲載審査、基本的なアドバイス | 合計14%(税抜、成功時のみ課金) |
| サポート | 一部の実務をREADYFORと分担する | 企画や広報の一部を伴走支援 | 個別見積り |
| コンサルティング | 意思決定を中心に担当する | 企画立案から広報まで伴走型で支援 | 個別見積り |
サポート・コンサルティングプランの追加費用は案件ごとの個別見積りとなっており、公表された固定料率はありません。相談の場で、自分の企画にどのプランが合いそうか、追加費用がどの程度の規模になりそうかを聞いてみるのが確実です。
プラン選びの前に、そもそもコンサルティングが必要な状況なのかどうかを自己診断しておくと判断がしやすくなります。詳しい基準はコンサルティングの要否を整理した記事で紹介しています。
相談前に何を準備しておくといいか
相談を有意義な時間にするには、細かい資料は不要ですが、最低限「何を」「いくらで」「いつまでに」実施したいかの3点を言葉にしておくと話が早く進みます。
以下は相談前チェックリストです。すべて埋まっていなくても相談は可能ですが、埋められる範囲で用意しておくと具体的なアドバイスを受けやすくなります。
- 実施したい活動やプロジェクトの概要(誰のために、何をするか)
- 目標金額の仮置きの数字(根拠が曖昧でも構いません)
- 資金の使いみち(何にいくら使う想定か)
- 実施したい時期、または掲載を始めたい時期の目安
- 支援してくれそうな人の範囲(既存の顧客、地域、SNSのフォロワーなど)
- 検討中のリターン(返礼品)の案があれば、その内容
目標金額の仮置き数字をどう根拠づけるかについては、目標金額の決め方で逆算の考え方を解説しています。また、実施時期から逆算した全体スケジュールの組み方については、準備期間の立て方にまとめました。
準備が整っていない状態で相談してもいいか(審査落ちが心配なとき)
準備が完全に整っていなくても相談自体は可能です。相談の段階で完成度の高い資料や確定した数字を求められることはありません。
企画がまだ固まっていない、目標金額の根拠に自信がないといった状態でも、方向性を確認する目的で相談を利用している起案者は少なくありません。むしろ、迷っている点を具体的に聞くほうが相談の時間を有効に使えます。ただし、実際に掲載申請を出した後の審査で不採用になった場合の一般的な流れや、審査に通りやすくするための準備は、この記事の範囲を超えます。詳しい内容は審査の仕組みを解説した記事をご覧ください。
一人で相談に臨むか、先に企画を整理してから臨むか
相談窓口は無料で使えますが、企画の言語化や目標金額の妥当性に不安が大きい場合は、事前に第三者と一度整理してから臨むという選択肢もあります。
相談で聞かれることの多くは、企画の目的、対象者、金額の根拠といった基本的な部分です。これらが自分の中で言語化できていないと、相談の時間を「何を話せばいいか分からない」まま終えてしまうこともあります。企画の骨子を先に整理しておきたい方は、支援会社の役割や費用感を支援会社の選び方で押さえたうえで、自分にコンサルティングが合うかどうかをコンサルティングの要否診断で診断してみるとよいでしょう。
事前に企画を整理しておくことは、相談に通りやすくなることや資金調達を保証するものではありませんが、相談の質を上げる準備として選択肢に入れておく価値はあります。企画や制作の準備を外部に任せる場合は、NO WAVEの支援範囲で対応する工程を確認できます。
まとめ
READYFORの相談は無料で、費用が発生するのはプロジェクトが成功した場合の手数料(ベーシックプランで合計14%、税抜)だけです。プラン選びは相談の中で一緒に決めていける部分が大きく、準備が完璧でなくても相談は可能です。それでも企画の言語化や目標金額の根拠に不安が残るなら、先に第三者と整理してから臨む選択肢もあります。外部支援を検討する場合は、NO WAVEの支援範囲を確認してください。READYFORの公式窓口とは別のサービスです。